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とある編集者の晒しな日記

コンクリートジャングル東京の編集プロダクションに勤めるライターの実験室

【一日一食「贅沢」ダイエット】注文の少ない料理店

ダイエット

こんばんは!zorazoraです。 何度も申しあげているのですが、私は一日一食「贅沢」ダイエットを続けています。 したがって夕食しかまともに食べないため、晩御飯時の「食」に対する執着がハンパじゃありません。なんなら軽く殺気だってますo┤`・ェ・´├o

 

今週は日曜日に休日出勤し、月、火と深夜残業が続いたため、晩御飯は3日連続で牛丼屋さんや定食屋さんで済ませました。「ダイエット貯金」がいい感じで貯まっています。ダイエット貯金とは、以前お話した一食をより豪華にするための貯金です。

 

www.zorazora.site

※詳細をお知りになりたい方は上記をお読みください

 

そこで、昨日は21時には仕事を切り上げ、前から気になっていた地元で食べログの評価が高い洋食屋さんにいくことにしました。ところが、地図にあるはずのお店がどこを探してもありません。どうやら閉店した模様σ(´・д・`)

 

仕方がないので、他を当たることにしました。洋食屋さんから自宅の方へ向かう途中、小さな路地の向こうに何やら電飾看板が見えます。暗い路地を入ってお店の近くまでいくと、「家庭料理」と書いてあるのが見えました。でも、どうみても小料理屋といった風情で入りにくいし、第一メニューも値段も何もありません。よく見たら軒下の入り口の横に、黒板にチョークで小さな文字が書いてありました。

 

「今月も暑い日が続きますね。当店では日本料理を中心として…ウンタラカンタラ…お食事だけでも構いませんので、お気軽にお立ち寄りください。心ばかりのおもてなしを…ウンタラカンタラ…お待ちしています。」

 

ええ、「お食事だけでも構いません」以外の部分は覚えていないのでテキトーですよσ(´・д・`) 正直メニューが無いお店って入りにくいんですよね(汗 何が食べられるかもわからなければ、いくら取られるかもわからない。でも、時間は22時が近づいています。このまま彷徨えば、どのお店も閉まってしまいます。なあなあになりたくはないからチェーン店以外のお店はいきつけを作らないことにしているので、そこはzorazoraももういい大人だし、背に腹は代えられないので思い切って「ガラガラ」と引き戸を開けて入ることにしました。

 

暖簾をくぐると、お客さんは誰ひとりとしていません。店員さんすらいないかと思ったのですが、カウンターの奥に座っていた小柄な女性が一人、立ち上がって迎えてくれました。女性の年齢は明らかに母親の年代ではありません。どちらかというとおばあちゃんの年齢に見えましたが、女性の年齢が分からない場合は低く見積もるのが礼儀です(以下「おかあさん」とします)。zorazora「食事だけでも構いませんか?」おかあさん「ええ。どうぞ」

 

第一関門クリア。お店の内装はというと、カウンターが8席と、4人掛けのテーブル席2席といったこじんまりとした印象。各テーブルには和紙のかわいらしい敷懐紙とお箸が設えてあり、小綺麗な印象を受けました。zorazoraはとりあえず奥のカウンターを陣取ることにしました。カウンターの上には「家庭料理」と書いてあった通り、きんぴらごぼうやかぼちゃの煮物、切り干し大根といったお料理が器に盛ってありました。

 

おかあさんからおしぼりを受け取ると、とりあえずメニューが見たいと思ったのですが手もとを探してもどこにもありません。おかあさんは「今お茶を淹れますからね」といいながら手を動かしています。zorazoraはめちゃめちゃお腹が空いているので、とりあえずその間にメインのお料理を決めるためにとにかくメニューが欲しい!…しかし、このお店にはこのお店のしきたりがあるかも知れません。ガンコ親父のいるような、食べ方にいろいろ注文をつけるようなお店は苦手なのですが、そこは大人になったzorazora。「郷に入っては郷に従え」と言いますからね。とりあえず我慢してメニューが出てくるのを待つことにします。

 

…お茶は出ました。おかあさんはカウンターに戻ります。が、メニューは一向に現れない。私はおかあさんの次の一言を待つことにします。「今日は何になさいますか?」「本日のオススメは○○ですよ」とか。しかし、おかあさんはつぶらな瞳を向けたままキョトンと私を見つめています。私もお腹が空いているのでおかあさんに目を向けます。年端はいっているようですが、透き通るような黒い瞳は吸い込まれるようにピュアな印象を受けました。1分ほど見つめあった後、私は心の中で囁きます。

 

(これはいかん。こんなに女性の瞳をまじまじと見つめたのは久しぶりだ。お店の中はzorazoraとおかあさんの二人きり。この場面は男として告らないといけない場面ではないのか?据え膳食わぬは男の恥…)

 

おっとΣ(・ω・ノ)ノ

 

おばあちゃ…おかあさんに告ってどうする!!(爆) しかも据え膳ならカウンターの上にたっぷりと置いてあります。私は口を開きました。

 

「あの、もしよかったら私と…いえ、私にメニューをください!!

 

言えた!(笑) 告るのとおんなじぐらい緊張したわ!!(爆)

 

「メニューならあっちにありますよ」

 

おかあさんはお店の奥の方を指さしました。これまた黒板が置かれてあり、小さな文字で何やら書いてあります。ブリかまの塩焼き以外にメインらしいメニューが見当たりません。

 

「お魚ってあります?」

 

埒があかないので私はおかあさんに食べたいものを告げました。

 

「今日はいいカサゴが入ってるのよ。それとあっちに書いてある通りイワシの塩焼き」

 

早く言ってくださいよ~。あと3秒遅かったらおばあちゃ…いやおかあさんに告るところでしたよ~(汗汗 しかも、黒板を何度見返してもイワシの塩焼きなんてどこにも書いてないし(笑)。

 

カサゴでお願いします!」

 

早速カサゴを注文。どうやらあまりの食欲でおかあさんを食べてしまう非常事態は避けられそうです(笑)。おかあさんは準備に取り掛かります。待たされている間、手持無沙汰なのでスマホをいじっていたのですが、奥の方から何やらガサゴソと音がしました。

 

まさか、今年3度目のゴキちゃんじゃないでしょうね( ・᷄д・᷅ )

 

そう、今年は不運なことに店内でゴキちゃんと2度も遭遇していたのでした(汗汗 ゴキちゃんを見ると食欲も失せますからねーσ(´・д・`) おかあさんは耳が遠いからなのか、まったく意に介しません。しばらく経った後、おかあさんはやっと口を開きました。

 

「お味噌汁の前にお魚にします?それともお魚と一緒がいい??」

 

おっとっとΣ(・ω・ノ)ノ

 

普通お味噌汁ってごはんやおかずと一緒に出てくるんじゃないのかな(笑)。あれっ!やっぱりお店間違えたかな。先付とか椀物が出てきて、締めでごはんとお味噌汁が出てくるパターンのヤーツ?でも、それって懐石料理とかじゃないかなσ(´・д・`) 注文してからお味噌汁を作るわけでもないだろうし、普通お味噌汁って温めるだけだよね??

 

頭をフル回転させたけど、よく理解ができません( ・᷄д・᷅ ) とにかくお腹が空いていたので「お魚を先に出してください」とお願いしました。しばらくしたら、カサゴの煮つけが出てきました。

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ドーン!

 

うーん。美味しそうなんだけど、やっぱりごはんとお味噌汁が無いと寂しいですよねσ(´・д・`) お酒には合うんだろうけどダイエット中だし一人酒はしないって決めてるし…逆に友達と飲むときはダイエット中だろうがトコトンいきますけどね、たま~に飲んだって全然太らないし(笑)。

 

仕方なくカサゴの煮つけをつまみます。うん、うまい。少なくともカサゴってお魚を食べたのは初めてだと思います。それも丸ごと。しばらくすると奥から味噌汁が運ばれてきました。「お待たせしました!」っておかあさんじゃない!!(爆)

 

おっとっとっとΣ(・ω・ノ)ノ

 

このタイミングで娘さんの登場です。そう、ガサゴソ音の原因はおかあさんの娘さんでした。お店に入った時に挨拶でもしてくれればいいのに…危うく娘さんの前でおかあさんに告った挙句にくんずほぐれつするところでしたよ(脂汗 しかも娘さんですらzorazoraより年上っぽいし(笑)。娘さんはお店の奥でお味噌汁でも作ってたのかな…確かに具だくさんのお味噌汁はとても美味しかったです。で、一番最後にごはんの登場。

 

なんか順番が違う気がしますけどねσ(´・д・`)

 

そうこうしてるうちに、同年代ぐらいの男性と年配の女性の常連さんが来店。年配の女性「ママー、何か食べさせて!」おかあさん「何がいいのよ」年配の女性「なんでもいいから~」おかあさん「ここにあるだけよ~」。ようやくお店の雰囲気が明るくなってきました。聞くところによると、おかあさんは10年以上前にこのお店でお鮨屋さんを経営していたご主人を亡くし、それからというもの内装はお鮨屋さんのまま家庭料理のお店を続けていたようです。お味噌汁のタイミングを聞いてきたのはお鮨屋さんの名残だったんですかね~(笑)。良く見たらカウンターの後ろにある食器棚の一番上に綺麗な寿司桶がたくさん並べてありました。

 

宮沢賢治よろしく『注文の多い料理店』なら聞いたことがありますが、あまりにも注文がなさすぎると何を頼んでいいやらわからなくなった体験のお話でした~。

 

そうそう、お会計はカサゴの煮つけにお味噌汁とごはん、お新香がついて1800円也。内訳がまったくわかりませんσ(´・д・`) まあ、サービス料込みの値段なんでしょうけど、どうせならかっこよく「お釣りは要りませんよ!」って2000円渡して帰ってきてたら、次行った時に間違いなく告白に成功していた気がします。成功して欲しくないけどσ(´・д・`)

 

ではでは!